山口一生 佐賀県太良町議会議員
一般質問 /

行政も教育もAI時代へ——DX推進の現在地と「伴走」の設計

まとめ

  • 事実:LoGoチャットの生成AI機能は全職員の約半数が利用し、管理職は100%利用している。
  • 論点:DXの方針はあるが、削減効果の定量化や、創出された時間・人員の再配置計画など「運用設計」はまだこれから。
  • 次の問い:教育現場での段階的導入を進めつつ、職員の不安への伴走や、AI時代に人間が担うべき役割をどう再定義するか。

質問の背景(なぜこれを聞いたのか)

AIを含む情報技術は急速に進化し、行政・教育の仕事の進め方そのものを変えつつあります。
DXは「ツール導入」ではなく、業務構造の変革です。だからこそ、削減できる業務の見立てや、そこで生まれる時間・人員をどの課題に再配置するか、そして職員の不安に対する伴走・研修・評価などの設計が重要だと考え、現状と次の一手を確認しました。


質疑の整理(要点)

Q1. DX方針を作る過程で、職員や労組と意見交換はしたのか?

A. 実施していない、との答弁。

Q2. AI/RPAで「今後3年で削減できる業務・時間・人員」を定量で示せるか?

A. 把握していない、との答弁。
ただし、定量で示せる例として 音声認識の文字起こしは令和6年度実績で519時間削減、3年換算で1,557時間の削減見込みが示された。

Q3. DXで創出される人的リソースを、町の課題に再配置する計画はあるか?職員の不安への支援設計は?

A. 現段階では計画なし(再配置計画、負担軽減策、スケジュールいずれも未策定)。
一方で、企画政策課長からは「DX/AI導入で不安は重要課題。情報システム係が伴走支援する」旨の答弁があった。
また、LoGoチャット(LoGo AIアシスタント)の利用状況として、**正職員121人中61人(50.4%)が使用、管理職は100%**との答弁があった。

Q4. 教育現場での生成AI活用は、いつ・どう進めるのか?リスク(誤情報)や格差は?

A. 文科省ガイドラインに沿って段階導入(まず教職員が校務で理解→その上で学びへ)。

  • 教職員・ICT支援員向け研修:6月に計画、講師は西部教育事務所の指導主事予定(追加予算は不要)
  • 児童生徒向けAIリテラシー:既存の情報モラル/セキュリティ教育を土台に、パイロット校事例等を参照して検討し、計画的に実施
  • 家庭の通信環境:調査で 約1.5%がネット未接続。Wi-Fiルーター貸出等を検討
  • 学校側の通信課題:多良小と多良中が同時間帯に一斉利用すると「遅い/止まる」報告があり、調査・改善を進める

メモ

この回のポイントは、太良町が「AIを使い始めている」のは事実だということです。半数の職員が日常的に触れているのは、実はかなり前進です。
ただし、次の段階に入るには、方針や気合いだけでは進みません。

  • 何がどれだけ減るのか(業務棚卸し+削減見立て)
  • 浮いた時間をどこへ回すのか(再配置の優先順位づけ)
  • 不安にどう伴走するのか(研修・相談・評価の設計)

教育も同じで、メリットを取りに行くほど、誤情報・依存・格差という“副作用”が表に出ます。
だからこそ「段階導入」と「リテラシー」をセットで進める。ここは町として、とても大事な判断だと捉えています。

最後に。今回の一般質問は、質問文そのものをAIと対話して作ったことも、議場で共有しました。
人間が判断し、AIを道具として使う——この“ハイブリッド”を前提に、行政も教育もアップデートしていく必要があります。


一次情報

  • 令和7年6月議会 一般質問(音声書き起こしテキストを基に編集)
  • ※議事録URL/動画URL/配布資料URLが公開されたら追記予定
全文(書き起こしテキスト)を読む

▼午前9時30分 開議▽ ▼○議長(江口孝二君)▽ 皆さんおはようございます。 定足数に達しておりますので、議会は成立いたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の議事をお手元に配付しております議事日程表のとおり進めます。 ▼日程第1 一般質問▽ ▼○議長(江口孝二君)▽ 日程第1. 一般質問に入ります。 今回の一般質問通告者は6名であります。 一般質問の日程を2日間設けておりますので、本日は4番通告者森田議員の質問まで行いた いと思います。 通告順に従い、順次質問を許可します。 1番通告者、山口議員、質問を許可します。 ▼○5番(山口一生君)▽ 議長の許可を得ましたので、通告に従い一般質問を始めさせていただ きます。 今回の一般質問は、行政DX推進と人的リソースの再配置についてというのが1点、もう一つが 教育現場における生成AI活用とAIリテラシー向上についてという2点について質問をします。 まず、最初の質問は行政DX推進と人的リソースの再配置についてということで始めさせていた だきます。 AIを含む情報処理技術は進化の一途をたどっており、本町においてもその活用が急務となって います。太良町DX推進方針では、積極的な取組の方向性が示されていますが、DXとは単なる 技術の導入ではなくて、不可逆的な業務構造の変革を伴うものであると考えています。とりわけ 人的リソースの再配置など組織全体に波及する課題については、慎重かつ戦略的な対応が求 められると考えられますので、以下の点について問います。 1つ目、太良町DX推進方針の策定過程において、職員及び労働組合との具体的な意見交換 はどのように実施されたか。 2つ目、AI、RPA等のデジタル技術導入により、今後3年間で削減が見込まれる具体的な業務 内容、業務時間及び人員数を定量的に示されたい。 3つ目、上記によって創出が見込まれる人的リソースについて、高齢者移動支援、空き家対 策、地域DX伴走支援といった喫緊の町内課題に再配置するための具体的な計画は策定されて いるか、されている場合はその概要はどうなっているか。 4つ目、業務再編や新たな技術導入に伴い想定される職員の負担増及び心理的な不安に対 し、どのような軽減策やサポート体制(研修機会の提供、相談窓口の設置、人事評価制度への 配慮等)を講じる計画か、その枠組み、実施スケジュールを示されたい。 5つ目、行政DX推進によって向上させるべき住民サービスの具体的な成果指標(KPI)及びそ の進捗を測定、評価し、改善につなげるための体制(担当部署、評価サイクル、町民への公表方 法等)は、いつ、誰が、どのように設定する計画か。 以上、5点についてお答え願います。 ▼○町長(永淵孝幸君)▽ 山口議員の1点目、行政DX推進と人的リソース再配置についてお答 えします。 1番目の太良町DX推進方針の策定過程において、職員及び労働組合との具体的な意見交換 はどのように実施されたかについてでありますが、太良町DX推進方針は、職員全体でDXに取り 組み、行政の仕事ややり方を変える指針でありますが、策定に当たり職員や労働組合との意見 交換は実施しておりません。 2番目のAI、RPA等のデジタル技術導入により、今後3年間で削減が見込まれる具体的な業 務内容、業務時間及び人員数についてでありますが、AI、RPA等のデジタル技術導入により、こ れまで職員が手作業により行っていた書類のチェックや修正などの業務に割いていた時間が大 幅に短縮されることが期待できますが、そのことにより削減が見込まれる具体的な業務内容につ いては把握いたしておりません。 なお、定量的にお示しできるデジタルツールとしてはAI音声認識文字起こしサービスを利用し ておりますが、令和6年度実績として519時間の作業時間削減効果がありました。3年間では 1,557時間の削減になると見込まれます。 3番目のDX推進に伴う人的リソースの業務ごとの再配置計画は策定されているか、策定され ている場合はその概要はどうなっているかについてでありますが、現段階では計画は策定いたし ておりません。 4番目の業務再編や新技術導入に伴う職員の負担増や不安に対するサポート体制に関する計 画及びスケジュールについてでありますが、現段階では御質問に対応できる計画は策定してお りません。 5番目の行政DX推進によって向上させるべき住民サービスの具体的な成果指標及びその進 捗を測定、評価し、改善につなげるための体制は、いつ、誰が、どのように設定する計画かにつ いてでありますが、令和6年12月に策定した第3期太良町まち・ひと・しごと創生総合戦略では、 設定する4つの基本目標それぞれにおいてDX推進に向けた取組を掲げており、5つの重要業績 評価指標(KPI)を設定しております。 1つ目が農業DXに関する取組件数、2つ目が観光DXに関する取組件数、3番目が教育DXに 関する取組件数、4番目、たらっ子メモリーの登録者数、5番目、電子申請システムを利用した申 請件数の5項目であります。第3期太良町まち・ひと・しごと創生総合戦略は、PDCAサイクルに よる効果検証を実証するため毎年度太良町総合戦略推進委員会を開催し進捗確認や改善を 図っておりますので、先ほど申し上げました5つの重要業績評価指標(KPI)につきましても、同 様に太良町総合戦略推進委員会において効果検証を行ってまいります。 なお、町民への公表方法につきましては、これまでの太良町まち・ひと・しごと創生総合戦略と 同様に、進捗状況等について太良町ホームページに掲載することになると考えております。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ 5つの質問に対しての回答をありがとうございました。 今回このDX推進ということで町のほうで策定をされている太良町DX推進方針という計画があ りまして、令和5年8月に策定をされています。この時期はまだ多分コロナとかがあっていろいろ と混乱している時期ではあったんですけれども、そういったさなか、どういったふうにDX、つまりそう いうICTの機器とか仕組みを町内のお仕事に適用していくかということを考えられた結果、こう いった推進の方針を固められていると思います。 これを私が一般質問をする前に改めて内容を見ていたら、かなりアグレッシブな内容というか、 かなり果敢にいろんなことにチャレンジをしていくんだということで書かれておりました。特に、職 員が自らチャレンジをして改善をしていくとうたってあったりとか、制度が障壁なら制度自体を変 えるとか、かなり前向きなコメントというか意思が見てとれるようなところがあって、これを読んで いて、本当に職員の皆さんがこのスピード感についてこれるのかなというのを正直ちょっと思った ところです。私は従来はもっとやってくださいみたいなことをどんどん言ってるんですけれども、本 当にこの速度感で進めた場合に、これは職員の方と結構ギャップがあるんじゃないかなというの があります。 それで、私も生成AI、AIを1年ほど使っていて、ここ3か月、半年ぐらいの進化というのは目覚ま しいものがあります。既に多分私の1万倍ぐらいAIは賢くて、私は日々使っていて、日々打ちの めされていると。私が今までやってきたことは何だったのか、これまで頑張ってきたことは何だっ たのかみたいなものがことごとく覆されるような経験でして、それを職員の皆さんがどういうふうに 受け取って進めているかというのがすごく気になった次第です。 それで、もう少し職員の皆さんがどういうふうに感じられているかというのをまずはひもといてい きたいなと思うんですけれども、DXとかAIに対する職員の不安とか戸惑いとかというのが、多少 なりともあると思います。それで、こういったものを町の執行部としてはどのように受け止めてい らっしゃるか、現場の声をどういうふうに把握されてるかとか、進めるに当たってどういった問題 があるか、この点についてお答えいただけないでしょうか。 ▼○企画政策課長(江口 薫君)▽ お答えします。 DXやAIの導入に際しては、職員が抱える不安や戸惑いは非常に重要な課題であると認識をし ております。これらの新しい技術は、業務の効率化やサービスの向上に寄与する一方で、職員に とっては未知の領域であると思います。抵抗感や不安を感じることも理解をしております。そう いった支援が必要な職員に対しては、うちの情報システム係のほうで伴走型のサポートをしてお りますので、そういった形で継続的にサポートをしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ 執行部のほうでも職員が感じるであろうそういった想定される不安とい うものが発生しないわけがないということで想定をされていて、今後必要であればそういったとこ ろに対するサポートも適宜行っていくということで理解をしました。 それで、先ほども申し上げたとおり、AIはスーパー賢いです、本当に。私が本当に1万人いても 逆立ちしてもかなわないぐらい賢いんですけれども、いろんな発展途上の技術でもあったりして、 まだまだ人間にはかなわない部分もあるのかなと思っています。 それで、今役場の中で現時点で実際に行われているDXに対する取組とか、こういったことはで きてきたなということがあれば教えていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ▼○企画政策課長(江口 薫君)▽ お答えします。 現時点で実際に行われている取組についてですけれども、特に生成AIを活用した事例を幾つ か御紹介したいと思います。なお、これらの取組は業務の効率化や職員の負担軽減に寄与して おり、前向きな声も多く寄せられているところでございます。 まず、1つ目ですけれども、LoGoチャットを活用した事例についてですが、主な機能はビジネス チャットツールになり、これは職員間で迅速に情報共有するためのツールとして導入をされており ます。その機能の一つに生成AIが利用できます。また、先ほど町長のほうから答弁がありました けれども、AI音声認識文字起こしツールも導入をしております。これにより文字起こし作業時間 の短縮が可能になったところでございます。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ 今のところいろんなDXに対する取組はあると思うんですけれども、そ の中でも特出すべき点として、こういうLoGoチャットというビジネスチャットツールを活用されてい ると。そのチャットツールというのは、恐らく職員間のやり取りとかをスムーズに行う上で非常に有 効なのかなと思います。ほかにもビジネスチャットツールっていろいろあるんですけれども、私も いろいろ使ったことはあるんですが、役場の中で使うにはメールはちょっと堅過ぎるし、そういうと ころを少し緩和してくれるようなものでもあるのかなと思います。 この中で、チャットの相手として生成AIと話ができるような機能があって、そういったところを職 員の皆さんが日常的に使えるような仕立てになっていると。これは実際職員の皆さんはこのLoG oチャット自体は業務の中でずっと使われてると思うんですけれども、こういった生成AI等の チャットに触れている、使っている方というのは、職員の皆さんはどれくらいいらっしゃるんでしょう か。 ▼○企画政策課長(江口 薫君)▽ お答えします。 LoGoチャット、LoGoAIアシスタントを使用している職員の数でございますけれども、現在使用 している職員ですが、町長以下正職員121人中61人が使用をしております。率にして50.4%の職 員が使用しております。 以上でございます。 ▼○町長(永淵孝幸君)▽ 私も実は山口議員がこの質問をされたとき、私以下と今課長も言いま したので、やっておりませんでした。職員がやったのを見るだけでした。やはり自分もやり方を 知っていかないと、いろいろな職員と業務上話す上でこのLoGoチャットをうまく活用していくよう にという指導もできないわけでございますので、早速担当の係に聞きまして、このLoGoチャット の利用の仕方を聞いて、今一生懸命使って勉強しているところです。これからも私も含め職員も そういったところでこのLoGoチャット、AIを活用して業務に役立てていく必要があるのかなという 思いはしております。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ 町長からのコメントもありがとうございます。新しい技術ではありますけ れども、町長をはじめとして皆さん果敢に活用をチャレンジされているということで理解をしまし た。 それで、121人中61人が使用していて、率として50.4%の職員が既に日常的に活用をしている ということを理解をしてるんですけれども、本当に意外といるなというのが私の正直なところで、私 はまだ10人ぐらいかなと思ってたんですけれども、半数以上が既にこういった使い方というのを 理解をしていて、その使い方の濃淡はあれど、日常的に活用できるような状態をつくられている と。 ちなみに、そういった部下の指導とかを日常的にされる立場にある課長さんとか、ここに座って いらっしゃる皆さんの利用率というのは、どれぐらいになっているんでしょうか。ちょっと答えたくな いかもしれないですけども、答えられればお願いします。 ▼○企画政策課長(江口 薫君)▽ お答えします。 管理職は100%でございます。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ この議場のこちら側にお座りになられている皆さんは100%生成AIを 活用して日常の業務に利用されているということで理解をしました。 正直結構怖いなというのが私はあって、先ほども申し上げましたけれども、生成AIは私の1万 倍ぐらい賢いと思うんですけれども、そういったものに日常的にアシストを受けながら、町の行政 運営を効率化させたりとかいろんなアイデアを生み出したりすることに日常的に使われている状 態が既に出来上がっていると。そうなると、恐らく議員のほうから向ける簡単な質問については、 ほとんどAIが瞬間的に回答ができるような状態になっているのかなということを察しております。 なので、議員としても私も今後さらにAIを活用していかないと、なかなか自動車と走って競争する みたいな状態に今後なってしまうような感じもして、ちょっと恐怖というか恐ろしさも感じているとこ ろでもあります。 それで、実際先ほど50%以上の方が活用されているということだったんですけれども、その中 でも特に活用されているような事例、そういった職員の声等があれば、どういった業務に活用さ れているのか、それの手応えはどうなのかというのを教えてください。 ▼○企画政策課長(江口 薫君)▽ お答えします。 職員の声についてでございますけれども、今回議員さんの質問に当たり、このLoGoアシスタン トを一番よく使っている主査、主事の何名かにアンケートを取りました。その声を幾つか紹介した いと思います。 1つ目です。どういう内容を伝えたいのか簡単に入力して自分が使用したい単語を入力したら 簡潔で分かりやすい文章を作成してもらえるので、起案作成時や国、県への書類作成時に自分 でだらだらと考える必要がなく、事務作業の時短になっている。 もう一つです。2つ目です。意味が分からない単語や文章なども回答がすぐにもらえるので、簡 単な検索はグーグル検索をするよりも早くて分かりやすい。 次に、ワードやエクセルなど業務上使用するソフト内での困り事や各分野の専門用語などの検 索、通知文の書き方など、主に自分が知らないことや分からないことに対して活用をしています。 今まで大幅に間違った情報などが出てきたことはなく、業務の効率化に役立っていると感じま す。 最後です。LoGoチャット版ChatGPTは主に文章作成に利用していますが、時短につながる し、いろいろなアドバイスをしてもらえるので、文章作成のスキルアップができていると思う。 以上のような意見をいただいております。 ▼○5番(山口一生君)▽ 行政の仕事というのは基本的に文章で成り立っていると言っても過言 ではないのかなと思います。ルールとか法律、証拠となる書類、そういったものを文書として作成 してアーカイブしていく。それにおいて、こういった生成AIというのは本当に超強力なパートナー になり得る可能性があるなと、私も日々使用していて感じています。 それで、先ほど課長のほうから答弁があったように、職員の皆さんもその活用の仕方に濃淡は あれど、例えば文章を作成するであったりとかメールの返信を考えるとかいろんな要約を作成し て自分の理解に活用するとか、そういったところに活用の幅が広がっているということで理解をし ました。 しかし、50.4%の方が今利活用されているということなんですけれども、議員の立場上、職員全 員のライセンスがあるにもかかわらず、半分も使っていると考えるのか、まだ半分と考えるのかと いうのは、非常に悩ましい部分でもあります。実際この利活用の状態というのが100%になるよう に、ライセンスを購入している以上、執行部としては目指していただきたいなと思っているんです けれども、誰がどこまで使っているかとかどこが分からないのか、こういったリテラシーの現在地 というのはどういうふうに課長のほうでは理解をされているんでしょうか。 ▼○企画政策課長(江口 薫君)▽ お答えします。 職員のリテラシーの現在地についてですけれども、現在定期的なアンケートなどを行っておりま せんので、職員がどこまで知識を持っているのか、あるいはどこから理解が不足しているのかに ついては、把握をしておりません。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ こういった誰がどういうふうに感じているかというのは、最初の町長の 答弁にもありましたけれども、今は何とかあんまり厳しく言わずにまず使ってもらうというような フェーズだったのかなと思います。それによって、約半数の職員がこういったこういった新たな技 術になれ親しむというような段階まではこれたのかなと思っています。 それで、ここからさらに進めていくというふうになると、なぜ使わない人がいるのか、使う人にも なぜその利活用の状態に変化というか、多い人は多い、少ない人は少ないというふうになってる のかというのを詳細に分析をしていく必要もあるのかなと思っております。 それで、今回こういったDXの推進に関しては、副町長がトップとなるDX推進の委員会というも のを立ち上げられて、副町長が先陣を切っていろんなこういった導入とかそういうものを指示され ていると思うんですけれども、今後どのぐらい誰が理解をしているかといったアンケートの調査と か、こういったAIの活用に関する研修みたいな教育、そういったところというのは今後充実させて いくようなことは可能なんでしょうか、副町長にお答えいただきたいと思います。 ▼○副町長(毎原哲也君)▽ お答えします。 今おっしゃったような御質問につきましては、あるところで多分研修をしたほうがいいかなという ような判断をしなければならないときが来るというふうに思います。それがいつになるかは今のと ころはまだ見えておりませんので、今後どこら辺でやるかというのは、そのDXの担当のほうと話 し合いながらやっていきたいというふうに思います。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ 今後その現状をまず把握した上で、どういった対処というか、さらなる 活用を通じて業務効率化をしていくという目標を掲げて頑張っていくということで理解をしました。 先日私は佐賀県庁の職員さんとお話をする機会があって、佐賀県庁のほうでは生成AIを日常 的に職員ががんがん使っていて、本当に県庁とかになると予算のレベルも大きくなって、干渉す る範囲も大きくなる。特に出先の機関においてその専門性が要求されるような場面で、そういった 引継ぎがうまくいってない場面とか、うまくいってないというか、やっぱり属人化している知識とか もたくさんありますので、そういったところを生成AIがアシストをしているというようなケースもある ということで伺っています。 さらに、そういった新人の県庁職員の研修の中に、既に生成AIを使ってどういうふうに業務をす るかという研修が仕込まれているというか、そういった新人研修の中に既に入っているということ で動かれてるというのを先日お伺いしました。 実際こういった新たな技術を使っていくというふうになると、本当に何か積極的にやる人と、もう ちょっと様子を見ようかなという人と、俺は絶対せんみたいな、そういう人が出てくると思うんです けども、果敢にこういった業務の効率化にチャレンジをしてる人をきちんと評価をする仕組みも今 後は必要になっていくんじゃないかなと思っております。ある人は頑張って使ってるけれども、頑 張ってるねで終わるのか、それとも人事的な評価というものをここに連動をさせていきながら、き ちんと業務効率化について高い関心を持って行動をしているというのを評価していくというのは、 今後設計していく可能性というか必要性が出てくるのかなと思うんですけれども、こちらについて はDX推進の旗振りをされている副町長、今後どういうふうに人事制度と絡めて評価をしていくか という、今の現時点でのアイデアを教えてください。 ▼○副町長(毎原哲也君)▽ お答えします。 DXをどれぐらい理解して、それを各個人が使用して、どれだけ自分の仕事に役立てているかと いうことを人事に反映させるということにつきましては、現時点では全く考えてないわけですけれ ども、そもそも人事に反映させるような仕事をどれだけ皆さんがやってるかというのを把握せんと いかんわけですけれども、でもその人事に反映させるほどのものなのか。ここは、全職員がそれ なりのDXの知識を持ってそれで仕事をやっておるということが、ほぼその人事で差をつけること になるのかどうかというのが今のところ見えておりませんので、それが今後どのようにそこまで人 事で差をつけるというようなところまで、いわゆる給料とかそういうのに反映させていかなければ ならない状況になるのかどうなのかというのは、今後時間をもう少し経過しないと何とも言えない ところだということで、結果的には何を言いたいかというと、DX、AI、それを使って仕事をやってい ることについて職員にそういう差を設ける状況が出てくるかどうかは現在のところ分からないし、 将来もう少し見てみないとそれで差をつけるということが果たして適当かどうかというのは、今後 様子を見てみないと分からないということでお答えをしておきたいと思います。よろしくお願いしま す。 ▼○5番(山口一生君)▽ 実際太良町の今のDXの段階として、どれくらいのレベルで進んでるの かなというのを私が調査をしました。それで、もちろんAIに聞いたんです、太良町は人口8,000人 ぐらいの規模で、ほかの自治体のAIを活用してる事例って何かありますかみたいに。実際8,000 人ぐらいの人口規模で、恐らく生成AIを半分の職員が使っているという自治体は、あんまり見当 たらなかったんですよね。なので、気づかないうちに結構先頭のほうを走ってるんじゃないかなと いうのが正直ありまして、私もすごくびっくりした結果でありました。 実際そういった日常的に情報処理の能力が飛躍的に上がるようなこういった仕組みの活用を 今後進めていく中で、私の考えというかお願いとしては、それを積極的に活用している職員に対 してはきちんとその努力を認めてあげるというか、そういった果敢なチャレンジについては評価を していくというのは、何らかの形で示していただければなというふうに考えております。 それで、次の質問もあるので最後に一つ町長に確認をしたいんですけれども、AIはかなり賢く て、すごい便利になります。今から1年後、今のAIをはるかにしのぐ性能になって、多分普通の人 間が理解できる範疇を超えてくる可能性すらあります。それで、これはチャンスなのかピンチなの か、町長としてはどういうふうにこのAIの出現というのを考えてらっしゃるのか、そこを最後に教え ていただきたいなと思うんですけども。 ▼○町長(永淵孝幸君)▽ 確かにAIを使ってみれば、便利だなと、こういうところまで答えを出し てくれるのかということもあります。それで、全ての業務がAIを使う業務ばかりじゃないと私は思っ ております。 ですから、このAIを使って、例えば文章とか何かについては便利だなというところを感じました。 それで、数字的なものとか何かを出す場合は、参考にしてくださいとかという答えが出てきたわけ ですね。ですから、全てをこの業務に利用するんじゃなくて、職員も自分の業務にどういったとこ ろで活用していくかということを見極めながら、そしてうまくAIの教えてくれる分を活用して業務に 当たっていただければ、業務の効率化も上がっていくんじゃないかなという思いをしております。 ですから、そこら辺を含めて、全てAIじゃなくて、自分の考えも持って、しっかりと文章も作ってい くとかという、そういったことを職員には指導して、自分も先ほど言いましたように、議員から質問 が出る前は使ってなかったわけですね、職員が作ったのを見るだけで。しかし、自分が利用して みて便利だなということも分かっておりますので、そこら辺は自分の業務等を見極めながらうまく 活用していくような指導をしていく必要があるのかなと、このように思っております。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ 町長自らこういった活用をされて、いろんな可能性も理解をされていま すし、逆にちょっとリスクというか心配な部分も今見えてらっしゃるということで、私は安心をしてい ます。本当に私が自分で使って、これはほんなこてどがんなっとやろかというのが正直なところ で、それで今回AIに関する質問をさせていただいてるというのが正直なところです。 ちょっと時間もありますので、次の教育の現場における生成AIの活用とAIリテラシーの向上に ついて質問をさせていただきます。 先ほど生成AIの発達というのは社会全体を覆ってきてますということを言って、子供たちの学び に今後大きな可能性をもたらすと考えています。でも、その活用には高度なリテラシーが求めら れるのも事実です。本町の子供たちがAIを積極的に使いこなし、その力を未来への飛躍につな げていくためには、教育現場における適切な支援が不可欠であると考えます。そこで、以下を問 う。 1つ目、小・中学校における生成AI活用のビジョンと段階的ロードマップは策定済みか。 2つ目、教職員、ICT支援員を対象とした生成AI研修の実施計画、講師体制、予算確保状況は どうか。 3つ目、児童・生徒向けAIリテラシー教育(ハルシネーション対策、情報信頼性等)の開始時期 と具体的な教育内容及びその効果測定の方法はどうなっているか。 4つ目、生成AI利用に係るプライバシー保護、著作権への配慮、情報モラルに関する指導方針 やガイドラインは策定済みか。 5つ目、経済的、地理的条件に左右されない公平な端末、通信環境整備の進捗状況と今後の 課題及びその解決策はあるか。 6つ目、地域協力者や地元産業界等と連携した子供AI寺子屋のような地域ぐるみでのAI学習 機会創出に関する検討状況及び具体的な構想はあるか。 以上、6点についてお答え願います。 ▼○教育長(岡 陽子君)▽ 山口議員の2点目、教育現場における生成AI活用とAIリテラシー向 上についてお答えいたします。 1番目の小・中学校における生成AI活用のビジョンと段階的ロードマップは策定済みかについ てでございますが、生成AIを含めた情報技術活用のビジョンとしては、情報技術を活用すること で教育の質を向上させること、また情報活用能力向上のための児童・生徒一人一人の学びを支 援する体制を、環境を整えることでございます。また、段階的ロードマップにつきましては、文部 科学省のガイドラインに基づき、まずは教職員が校務で活用し生成AIを理解すること、その上で よりよい学びの環境を提供できるよう計画を進めてまいります。 次に、2番目の教職員、ICT支援員を対象とした生成AI研修の実施計画、講師体制、予算確保 状況はどうかについてでございますが、教職員、ICT支援員を対象とした研修をこの6月に計画 をしております。講師につきましては、西部教育事務所の情報教育担当指導主事を予定しており ますので、特段の予算措置は必要ございません。 次に、3番目の児童・生徒向けAIリテラシー教育の開始時期と具体的な教育内容及びその効 果測定の方法はどうなっているかについてでございますが、小学校では総合的な学習の時間を 中心に、中学校では技術・家庭科の教科などにおいて、情報モラルや情報セキュリティー教育に ついては既に取り組んでいるところでございます。生成AIについては、文部科学省が実施してい ます生成AIパイロット校での取組などを参考にしつつ、今年度の教職員の研修を皮切りに、教育 内容や評価について検討を進め、計画的に実施していく予定です。 次に、4番目の生成AI利用に係るプライバシー保護、著作権への配慮、情報モラルに関する指 導指針やガイドラインは策定済みかについてでございますが、町内小・中学校のPTAと校長会で 既に小・中学校のインターネットの安全利用の指針を策定しております。 次に、5番目の経済的、地理的条件に左右されない公平な端末、通信環境整備の進捗状況と 今後の課題及びその解決策はあるかについてでございますが、4月に各家庭における通信環境 の調査を実施し、今のところ、小・中学生のいる家庭のうち約1.5%の家庭でインターネットなどを 利用できる環境にないということが分かりました。解決策としては、Wi-Fiルーターを貸し出すな どの対策について今後検討していきたいと考えております。 次に、6番目の地域協力者や地元産業界などと連携した子供AI寺子屋のような地域ぐるみで のAI学習機会創出に関する検討状況及び具体的な構想はあるかについてでございますが、子 供たちが主体的に学び、自分自身を見詰め直し、学び方を考えることのできるこども未来発見塾 の創設を計画しております。その中で、AIを使った学習会も可能だと考えております。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ 教育長、回答をありがとうございました。 AIを触ってみて私が真っ先に思ったのは、これは子供の教育についてすごく大きな影響を及ぼ す可能性があるということが気になって、いろいろ調べてみました。そうすると、世界中いろんな 国でこういった生成AIの教育に対する適用というのが進んではいるんですけれども、AIは統計的 に正しいであろう答えを並べているだけの部分がありますので、間違うこともやっぱりあるんです よね。そのハルシネーションという、AIが真顔でうそをつくというふうに私は思ってるんですけど も、しれっとうそを言ってくると。それがうそかどうか判断がつかない、大人であれば大体これは 絶対うそやろうって分かるけども、何も知らない子供が使った場合に、うその情報をうのみにして しまうリスクすらあるというのが、非常に悩ましいところなのかなというふうに考えています。 教育長にお伺いしたいんですけれども、生成AIは今後の教育においてどのようなインパクトを もたらすというふうにお考えでしょうか、今の考えをお聞かせください。 ▼○教育長(岡 陽子君)▽ 生成AIは、子供たちの一人一人個別最適な学びの支援や教職員 の業務軽減に寄与し、今後の教育に大きな影響を与えると考えております。 一方で、今議員が おっしゃったとおり、誤った情報やモラル及びセキュリティーの課題もございます。適切な活用能 力や情報を見極める力を育む教育が求められていると思っています。太良町教育委員会として は、教職員や児童・生徒の安全かつ効果的な活用に向けて、段階的な導入や研修を進めてまい りたいと思っております。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ そういったメリットとリスクをきちんと評価をしながら、あまり急ぎ過ぎ ず、でも遅過ぎずということでやっていくということで理解をしました。 まずは、先生方が理解をして、どういった教育に生かすことができるのかというのを考えていく 必要があると思うんですけれども、例えばどういった活用の仕方が現在できそうなのかというよう な、そういったところって分かりますかね。 ▼○学校教育課長(與猶正弘君)▽ お答えします。 考えられるのは、まず出席管理、成績管理、通知表作成、教材作成などに活用できると思って おります。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ いろんな業務に適用できる可能性があるということで理解をしました。 特にこの教材の作成とかクイズの作成ですね。理解度を計るというクイズを作る上で、今までな かったような切り口のクイズを作ったりすることもできるのかなというふうに考えています。 それで、今回6月に先生方というか、研修を予定をされているということをおっしゃっていただい たんですけども、この研修の内容というのはどういったものになるんでしょうか。 ▼○学校教育課長(與猶正弘君)▽ お答えします。 まず、対象者ですけれども、各学校には情報教育推進リーダーの先生がいらっしゃいますの で、その先生を含め各学校より三、四名程度を対象としまして、内容としましては生成AIの校務 や授業面での活用方法などについて学ぶ研修会となる予定でございます。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ まず先生というか、校長先生とかICTの支援員の方とかそういった大 枠を考えていく方に触っていただいて、その後教職員の皆さんに研修を行っていかれる予定なの かなと思っています。 実際こういった生成AIの活用をしているパイロット校というのが幾つかあるかと思うんですけれ ども、そういったところではどういうふうに生成AIというのを活用されているんでしょうか。 ▼○学校教育課長(與猶正弘君)▽ お答えします。 様々な取組をされておりますけれども、まず英語科の授業では、作成した英作文を生成AIに直 接入力したり音声入力したりして、訂正が必要な部分とかより自然な英語表現を生成AIに提案し てもらうといった取組をされている学校があります。また、国語科の授業におきましては、グルー プごとに設定した問題について話し合う活動の中で、新たな視点や自分たちの意見に対するアド バイスを生成AIからもらい検討を深めるといった取組をなされている学校がある状況でございま す。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ パイロット校では、英語の教育とか勉強に使ったり国語の勉強に使っ たり、いろんなAIと対話をしながら勉強を進めていくということについて可能性を探っておられると いうことで理解をしました。 実際そのAIを使った場合、小学校の例えば3年生とか4年生とかでも、とんでもない成果物を 作り出すことができるのかなと思っています。私も娘がいるんですけども、娘にAIを触ってみてご らんみたいに言ったら、結構ちゃんと使ってて、何かもう分からないことを聞かれたときに自分が 答えきれないと、AIに聞いてみたいな、そういう未来が待っているのかなと思うと、非常に親とし ては悲しいというか、そういう気分になったのも事実です。 それで、このAIと一緒に作ったものというのが今後課題とか宿題で出てくると思います。教育長 にお伺いしたいんですけども、AIを使って生み出したそういった成果物とAIを使わずに生み出し た成果物、どちらのほうがより価値が高いんでしょうか。 ▼○教育長(岡 陽子君)▽ お答えいたします。 どちらが価値が高いかということですが、どちらも価値があるというふうに捉えております。 AI技術がこれから進展してくれば、教育の現場でもその活用がどんどんなされていくかと思い ます。今はパイロット校での取組ではございますが、子供たちがAIを使って新たな価値を生み出 すことが国全体としても期待されています。しかしながら、AIに依存せず、自分の思考や創造性 を発揮することも非常に重要です。特に小学校、中学校の義務教育段階では、自分でしっかり考 えて自分の意見を頭の中で作り出す、そういった人間の力を磨いていくことが重要だと思いま す。それで、AIの価値、それから人間の力、この2つの側面をバランスよく学ぶことで、子供たち は多様な視点から物事を考える、そういう力を身につけることができると思っております。 それで、今後の太良町の教育現場では、AIを使っての成果と、それから自分の頭や体を使って 感じるというのがとても大事です。感性というのはすごく大事だと思うので、感じたり考えたりする ことから得られる人間の創造的な成果、この両方を重視して、それぞれの価値を理解しながら学 ぶ機会を提供していくことが重要だと考えております。このことによって、子供たちは未来に向け て必要なスキルや知識を身につけて、これからの社会をたくましく切り開いていくような、そういう 社会人へと成長できると考えております。 以上でございます。 ▼○5番(山口一生君)▽ AIを使ったものとAIを使わずに作ったもの、どちらも価値があるという ことで考えられておられるということを理解しました。 本当にAIを使ったら瞬間的に異次元の成果が出来上がって、本当にこれはずるじゃないのみ たいな話でもあります。実際最近のAIは、夏休みの宿題とかを写真に撮ったら答えが出ます。な ので、例えば宿題をするときに、そういった写真を撮って答えを出したのかどうなのか、例えば読 書感想文を書いたけど、これは本当にその子が書いたのかみたいなところは、先生には本当に 判断できないぐらいのレベルのところになってきちゃうと。でも、そうなると本末転倒というか、全く 何も書けない、計算もできない、文字も読めないという子がそれなりの点数を取ってしまうというこ とも起きなくはないと、そういったところは避けなければいけないのかなというふうに考えていま す。先ほど教育長が言われたとおり、身体性ということで、体があるからできること、体で感じるこ と、感性とかそういったものの価値とか重要性というのが、今後ますます高まっていくのは間違い ないと思います。 そういった中で、実際AIを使える環境にある子とそうでない環境にある子というのは、今後教育 の質というかレベルとか、そういったテクノロジーを使いこなすという上で非常に大きな差が出て しまう可能性があるんですけども、その家庭のネット環境を調べたところ、およそ1.5%の方がイ ンターネットに接続できない状況にあると。こういったところで、現在の太良町のICTの教育環境 というのは、生徒たちが皆平等に同時にこういった教育を受けられるような環境に十分なってい ると言えるんでしょうか、そこについてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ▼○学校教育課長(與猶正弘君)▽ お答えします。 家庭においては、約1.5%の家庭がネット環境につながっていないという状況でございますけれ ども、学校におきましては、具体的に言いますと、多良中学校と多良小学校、隣接しておりますけ れども、両校で同じ時間帯に一斉にタブレットを使用しますと、動作が遅くなったり止まったりする という報告があっております。今後そこら辺の通信環境を調査して、改善できるよう努めていきた いと考えております。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ 今のところ多良中学校と多良小学校において同時に使うと止まっちゃ うことがあるということで、なかなか授業においては多人数、大勢が同時にアクセスする必要があ ると思いますので、例えばA君とBさんは固まってますみたいな話になると授業として成立しにく いというのは先生も倦厭してしまうということにもつながりかねないので、そういったところをきち んとその原因を調査をした上で、より効果的な教育環境の整備に向けて進めていただきたいなと は思います。 それで、こういった太良町のような、僻地というとちょっとあれなんですけども、地方の地におい て、AIというのはすごく可能性でもあるのかなというふうにも思います。今まではある専門家に何 か習おうと思ったら、都市部に行ってその専門家に習うとか、そういった機会を求めないといけな かったと。でも今は、例えば生成AIがいろんなことを教えてくれる先生の代わりになる可能性すら 出てきております。こういった今後の太良町の教育において特に重要だと考えられる、こういった 機器とか技術の活用のポイントについてお考えをお聞かせいただきたいと思うんですが、いかが でしょうか。 ▼○学校教育課長(與猶正弘君)▽ お答えします。 生成AIの活用に当たりましては、子供たちに対して引き続き情報モラルや情報セキュリティー 教育に取り組みながら、AIリテラシー教育を行い、AIを正しく理解し活用できる能力を育むことが 重要だと考えております。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ やっぱりメリットとリスクというのをきちんと分かった上で進めるという のが教育においても大事なのかなと思います。 それで、最後にこの未来発見塾というのを言っていただいたんですけども、このこども未来発見 塾というのはどういった構想なんでしょうか、そこを教えてください。 ▼○学校教育課長(與猶正弘君)▽ お答えします。 この未来発見塾ですけれども、まず地域おこし協力隊を活用したいと思っております。この地域 おこし協力隊の人件費につきましては補正予算で計上してるところでございますが、その協力隊 を活用しまして、子供たちが主体的に学び、自分自身を見詰め直し、自分の学習したいことや関 心のあることに向かって自分で計画を練り、わくわくした気持ちで取り組むことのできる塾、つまり 自分の未来をイメージし、学習を作り出す塾を考えております。 以上です。 ▼○5番(山口一生君)▽ この未来発見塾というのが太良町に沸き起こってくれば、子供たちが 学ぶ機会とかそういったものに非常に大きな幅が出てくるのかなと思います。今後具体的な内容 については詰めていかれるとは思うんですけれども、AIの活用も含めて学びたい気持ちを育てる ような場にしていただけたらなと思います。 それで、時間も来ましたので終わるんですけれども、私は今回AIについて非常に多くのことを調 べました。自分で使いながら、行政で使うにはどうしたらいいか、例えばAI推進法といわれる5月 28日に可決されたような国がどういうふうにAIを捉えて推進しようとしているかとかですね。でも、 やっぱり教育の部分については非常にリスクもある、AIはうそをつきますのでリスクもあるという のが、非常に皆さんに分かっていただきたかったことの第一のポイントでもあります。 それで、今回私は一般質問を作る上で、この質問は全てAIが考えたものをそのままお渡しして います。お気づきだと思うんですけれども、全てです。全てAIが考えたものをそのままお渡しして います。でも、もちろん質問を作るまでに本当に長い時間AIと対話をした上で、最後の質問を提 出する朝にこういうフォーマットで、質問の指示書を提出しなきゃいけないので生成してくださいと いうので生成して、そのままお渡ししています。なので、お気づきの方もいるかと思いますけれど も、ちょっと機械っぽいなと、この質問はいつもの質問っぽくないなというのは感じられたかと思う んですけれども、恐らく我々が向かっている社会は、こういうやり方と従来人間で行ってきたやり 方をミックスしてハイブリッドでやっていくというのが普通のことになっていくと思います。なので、 今後私は一般質問に立たせていただくと思うんですけれども、執行部がAIで生成できないような 質問をしていきたいなと、回答がAIではできないような質問をしていきたいなと思っておりますの で、また今後ともお互いに高め合っていければなと思っております。 私の質問は以上になります。ありがとうございます。